3月11日に思うずんだの地平線



本日で、震災から6年が経過し、7年目に入りました。

そんな日に、東北ずん子がアニメ化され、初めて一般に公開されました。東北ずん子のアニメ(ずんだホライずん)は、あにめたまごという文化庁の新人アニメーター等を育成するプロジェクトで製作されています。

本日が、一般初公開となったことは、まったくの偶然なのですが、あにめたまごの試写上映のあとに、2時46分に関係者の写真撮影の後、黙祷を行いました。

東北ずん子という作品は、震災や福島の問題などに直接的に触れたことはありません。ですが、作品の中にある大きなテーマがあります。

それは、「再生への願い」です

起きてしまった出来事を無かったことには出来ません。ですが、人の想いは、長い時間をかけて、失ったものを乗り越えて再生へとつながっていくと信じています。

ファンの方はお馴染み、アニメを初めて見る方も、観れば一目瞭然の、「ずんだアロー」という技がありますよね。

あれは、矢が当たったものが、少し良い物になるという願いが込められた技なのです。(餅にあたれば、ずんだ餅になります)破壊の技ではなく、何かが再生されていく象徴として考えた技なのです。

今回のアニメですが、痛快な娯楽作品になっています。テーマなども裏にはあるのですが、30分という限られた時間で、とにかく楽しんでもらえる作品になっていると思います。そして、世界初ともいえる

ボカロ&UTAUによるミュージカル

になっているという特徴もございます。

奇しくもLaLaLandが大ヒットしているタイミングで、ミュージカルアニメを公開できたのは、不思議な巡り合わせだと思っています。(企画時はここまでミュージカルが日本で受け入れられるとはおもってなかったので…)

4月22日は、新宿テアトルのでの一般公開もございます。

その他、アニマックスなどでのTV公開、JALの機内上映なども決まっております。

DVD・BDパッケージや、配信、その他局での放送などは、現在検討中ですのでお待ちください!