東北ずん子の企画者として、アニメずんだホライずんについてみなさんに伝えておきたいこと。

本日15日27時58分(16日の朝4時)に、私が企画で参加しております東北ずん子のアニメ化作品、「ずんだホライずん」がMBS(関西系)で放送されます。

人生で初めての原作作品(共同原作:村濱章司、小田恭央)のTVアニメ放送ですので、もしよろしければ観てやって下さいませ……。

関西以外の方は、5月2日にアニマックスにて、4月22日には、テアトル新宿にて劇場公開(あにめたまご共同上映)されます。

正直なところ私にとって初のアニメ化で、スタッフ・キャストが豪華すぎて、こんなすごい方々に作って頂いて、うれしいやら申し訳ないやらで困惑してたりします。

普段はCG制作協力などで下請け、孫請けでTVアニメには参加しておりますが、今回は逆の立場と言うこともありまして、とても緊張しております。

また、このアニメは、東北ずん子のコンセプト通り、東北を応援するアニメです。東北ずん子は、東北企業であれば商用でもフリーで使えるコンテンツです。アニメ化で知名度があがれば、東北企業がイラストを使用したときの経済効果も大幅にあがることが予想されます。

昨今のアニメは、ただ面白かった…で終わりでは無く、観る人に盛り上げてもらわなければ、簡単に消費されて驚くほどあっさりとコンテンツとしての寿命が尽きて二度と日の目を見ない状況に陥り完全に終わってしまいます。

ぜひ、このアニメをみて何かを感じ取ったクリエイターの方は、その気持ちを二次創作にぶつけて下さい!!!

二次創作重視のコンテンツとしては、あえてアニメ化しないものも多くあります。そのため、アニメ化を懸念されているクリエイターさんもいらっしゃると思いますが、今回のアニメ化で、二次創作の幅が狭まることは無いと思います。(そのあたりは配慮して作成してるんです。)そもそも、アニメ、漫画、小説、ツイッター、ニコニコ動画、すべて設定もキャラも微妙にちがいます。(基本のコンセプトの上に自由なアレンジがあると解釈しております)いろんな東北ずん子、東北きりたん、東北イタコがいて良いわけです。

それでも、アニメを観ることで、キャラを掴みやすくなる利点もあると思います。また、二次創作した作品を観てくれる人も大幅に増えることが期待できます!

ぜひ、MBSの放送後に、過去絵でもラフ絵でもいいので作品をネットにアップして盛り上げて下さい!(冬の大ヒット作品、けものフレンズの盛り上がりなんかも作品だけでなく二次創作が人気を支えていると思います。)

今回のアニメ化は、ある意味お祭りのようなものです。30分1本だけの作品ですが、しゃぶりつくすつもりで、楽しみながら、創作もしながら、東北のリアル経済も含めて盛り上がることを願っております!

1話だけですが、通常の深夜アニメの1.5倍くらいの予算で作られており、新人育成とは言え、ベテランの徹底した指導と、ギリギリまでの作画修正で、ハイクオリティにしあがっております。(原作者特権で、作画の経過も見させて頂いておりましたが、ほんとに最後の追い込みのクオリティアップは凄かったです)

関係者の皆様…ほんとうに、ほんとうに、ありがとうございました!そして、ずん子ファンのみなさまのおかげでここまで来れました!

東北での上映や全国での上映、それこそ世界公開までふくめまして、いろいろな方法を検討しております。もう少しで発表できるので、しばらくお待ち下さいませ!

あと、大先輩として、冬アニメでも圧倒的な存在感で放送中のリトルウィッチアカデミアは、同じあにめたまご(当時はアニメミライ)の作品です。東北ずん子のアニメも、リトルウィッチアカデミアのような展開を目指す事になると思います。

 

最後に重要なことを伝えたいと思います。

 

ずん子の昔からのファンはご存じだと思いますが、当初のコンセプト通り、アニメ化はゴールではありません。

ここからがスタートです。長い長い助走をして、いまからついに飛躍する瞬間がきたのです。より高く、より遠くへ飛躍できると信じております!

このスタートをより大きな飛躍にできるように、今後とも東北ずん子を宜しくお願い致します!